Saturday, December 31, 2011

2011 水槽大賞発表

水槽にかまけた2011年も、あと数時間で終わりになろうとしています。

水槽管理を始めてからいろいろと学んできましたが、自分なりのベスト魚賞、ベスト機材賞を選定しましたので表彰したいと思います。

【ベスト魚賞】
白コリさん
もともと愛らしい仕草で愛玩度が高かったのですが、今年は繁殖で2匹増えてくれました。
文句なしで魚賞2011に認定します。おめでとうございます。

○関連記事 ・・・ 2011/5/7 , 2011/6/12 , 2011/8/14 , 2011/8/21 , 2011/8/28 , 2011/9/32011/9/18




【ベスト機材賞】
(CO2部門)
Basil CO2ミキサー
パレングラスやCO2マスターアドバンスなど、いろいろ試した中で水槽内の機材を減らせること、溶解効率、気泡の出方など、最終的に本水槽でもサブ水槽でも採用となりました。よってここに認定します。

○関連記事 ・・・ 2011/9/10 , 本日の[追記] , Label:co2





(エアレーション部門)
自作エアリフト装置
パレングラスやエアストーンなどをいろいろと試した中で、エアレーションはインラインのエアリフト方式が一番効率的・水ハネ最小限であることが実証され、最終的に本水槽でもサブ水槽でも採用となりました。よってここに表彰します。

○関連記事 ・・・ 2011/12/3 , 2011/12/25 , Label:air





(ろ材部門)
フジノスパイラル
物理的ろ過・生物的ろ過の性能について確認を行い、老廃物排出量・ろ過効果など優秀な実績が確認できましたので表彰します。

○関連記事 ・・・ 2011/6/26 , 2011/10/30 , 2011/11/19 , Label:filter



(フィルター部門)
エーハイム2211
ろ過を行うにあたって、循環量・ろ材の量が30cm水槽にベストマッチであり、今後本水槽のろ材構成の考慮について多大な影響を与えたため、ここに表します。

○関連記事 ・・・ 2011/7/18 , 2011/12/11



(照明部門)
NZ KS-CX 12000K
21Wとしては非常に効率的、また赤系有茎草の良好な色素発色に有効だったことを、ここに讃え表彰します。

○関連記事 ・・・ Label:clip light






(飼料部門)
クリーン赤虫
あなたのおかげで、餌やり時に魚たちが「待っていました!」とばかりに寄ってくるようになりました。
その自己犠牲的貢献には、まったく頭が下がるばかりでありますので感謝を込めて表彰します。

○関連記事 ・・・ 2011/5/7 , 2011/12/24

【特別賞】
VUPPA
設置することで、油膜だけでなくリシアなど水草の破片も簡単に水面から消えてくれます。
長期設置には水面の高さを一定にしておく必要があるので現在はメンテナンスの際に設置するのみになっていますが、水面をきれいにしてくれる能力は驚くほど優秀であるため特別賞として表彰いたします。

○関連記事 ・・・ 2011/11/3 , 2011/11/13





来年もよい水槽でありますよう、心からお祈り申し上げるとともに表彰を締めくくりたいと思います。


[追記]
先日設置した多機能CO2拡散器は次の理由から Basil CO2 ミキサーに変更しました。
  • エアチューブを抜くと「ピューッ」と水が出てきてしまうので、もしも不在時にエアチューブが抜けてしまったら、外部フィルターがエア噛みして停止するまで床に水がこぼれてしまう
  • 1滴/秒程度の添加だと、内部にCO2が充満されるまで3日ほど掛かってしまう
水草の気泡の付け具合ではスーパージェットフィルターのポンプ手前にCO2マスターアドバンスを付けた時が一番よかったような気がしますが、リシアの気泡を得られる量を添加するとCO2の細泡が気になってきてしまうので、手軽さではBasilの方が良いのかもしれません。

直添といえどCO2の細抹は全く見えないよりは少しくらい見えた方が安心感がありますし。

これで、本水槽もサブ水槽も機材構成は同じになりました。


Sunday, December 25, 2011

今年もあとちょっと!

無事にクリスマスも終え、水槽関係も今年はやり尽した感があったのですが、フタを取り付けてから水面をフタに接する位置まで水を足してしばらく放っておいたら、愕然としました。

こちらが 30cm水槽で、CO2の添加はバジルCO2直添ミキサーで1滴/2秒。

水面の位置にガラスフタをしているため、気泡が逃げず、こんなバリバリな感じになっているのですが





60cm水槽の方は、えっ? これっぽっち?

CO2の添加はCO2マスターアドバンスをフィルターの給水側に付けて1.5滴/秒。

植えてある水草の種類も全然違うので単純な比較はできませんが、ホントに添加されているのか不信に思ってしまいます。







で、急遽、来年の初メンテで試してみるつもりで購入していた、多機能CO2拡散器とPH製シリコンホースを使って構成を組み直しました。

ポンブのすぐ上が、多機能CO2拡散器、その上が自作エアリフトパーツ、配管はシリコンホースとなっております。

あと前回の構成を外してみて、フィルター内の水抜きに難があることを発見。

排水側のダブルタップを取り付ける位置は、水抜きする際にフィルターよりも下に降ろすことができるようにしないと苦労してしまうことを学びました。

そんなこともあって、やっぱりダブルタップは使わない方が自分的には楽なようです。

シリコンホースだとT字コネクタへの付け外しもスポンと楽にできるし。

また、曲げストレスもある程度吸収してくれるので、リリィパイプを設置する時も、今までは方向の微調整が必要だったのですが吸盤だけでまっすぐ固定できるようになりました。

ついでに、ちょうど一ヶ月前にセットした細目フィルターパットの汚れ具合も確認。

やっぱりバイオリオからフジノスパイラルに全量変更してみたら、細目フィルターパットの汚れはかなり軽減されていました。

これくらいの汚れ方だったら、細目フィルターパットは今後セットしなくても良さそうな感じがしましたが、もう二ヶ月程度様子を見ようと思います。



今年もあとちょっとだというのに、年賀状作成もまだ取りかかっていないのに、こんなに水槽に構っていていいのか...と不安に思っていると、ふと冷たい視線を感じました。

誰かと思ったら、白コリがジっとこちらを見ています。

なので今日はここまで。多機能CO2拡散器の効果については、次回報告予定です。



(飼育記録)

  • 水替え...10ℓ
  • CO2添加見直し
  • ダブルタップ取り外し
  • ホースをシリコンホースに変更

Saturday, December 24, 2011

Merry Christmas !

うちの水槽にもサンタさんが赤虫を持ってきてくれました。

みなさんのところでも、よいクリスマスでありますように!

Sunday, December 11, 2011

EHEIM 2211 の整備

サブ水槽に使用している2211の見直しを行いました。

エーハイムのクラッシックシリーズは、箱出し状態では50Hz/60Hz兼用の状態です。

つまり、ACモーターを使用しているポンプなので2211の場合は
  • 50Hz地域で250ℓ/hの流量・最大揚程0.9m
  • 60Hz地域で300ℓ/hの流量・最大揚程1.2m
という事になっているのですが、50Hz地域の人はなんか損をしているような気分ですよね。

パーツカタログで説明すると、インペラーという部品が50Hz/60Hz兼用のパーツ番号と60Hz用のパーツ番号が同じで、50Hz用のインペラーというのが別なパーツ番号になっています。

今回50Hz用のインペラを入手したので、たぶんこれを交換すると60Hz並みの流量になってくれることでしょう。

後で比較するために排水パイプからの水流を記念撮影しました。

細目フィルターは二週間前に交換したばかりだし、ろ材もフジノスパイラルと粗目フィルターなので特に流量が低下するような要因はない状態です。

動作音は iPhone で録音してみたのですがメーターがほとんど振れない状況でした。

で、交換する部品がこれ。

右側の汚れている方が50Hz/60Hz兼用のインペラー、左の羽の部分が灰色のが50Hz専用のインペラーです。

写真では少しわかりにくいのですが、羽の長さがだいぶ異なっています。

2211の場合、インペラーとスピンドル、スピンドルラバー、スピンドル受けが一つのセットになっています。

これだとスピンドルを折ったりする心配はなさそうです。

で、インペラー交換後はこうなりました。

ろ材は触っていないので、単純にインペラーを交換した結果としてだいぶ流量が増えています。期待していた効果が得られたようです。

動作音については iPhone で録音しても、やっぱりメーターがほとんど振れない状況で、交換前と区別つけられませんでした。






ついでに本水槽と同じエアレーション部品を作製して取り付けました。

最初は 2211排水口→エアレーション部品→バジルCO2添加装置→排水パイプの順番で取り付けたのですが、エアーを送り込むとバジルCO2添加装置内での撹拌音がかなり大きくなったので、2211排水口→バジルCO2添加装置→エアレーション部品→排水パイプの順番に変更しました。

これで、とりあえず今年やりたいと思っていた事はほとんどやり尽したような気がします。

水槽に少しクリスマスっぽい飾りを付けました。





(飼育記録)
  • 水替え...30ℓ
  • 本水槽の傾き微調整
  • 2211周辺の見直し

Saturday, December 3, 2011

空調再検討

スーパージェットフィルターのモーター手前にCO2マスターアドバンスを取り付けたり、ホースを延長してみたり、VUPPA にエアレーション機能を追加したり、といろいろやっていましたが、空気調整は基本に帰る事にしました。

リリィパイプの取り外しとか、フィルターの掃除とか、簡単に出来なくなってしまったためです。

なので、吸水側に CO2マスターアドバンス、排水側に自作エアレーション装置とし、メンテが楽になるようにダブルタップも取り付け。

CO2マスターアドバンスをこの位置に取り付けるのは、今までフィルター内にエア溜まりが出来てしまう事を嫌って避けていたのですが、ろ材をフジノスパイラルに変更した事と、1滴/秒程度の量であればフィルター内に溜まったところで時間が経てば循環水に溶けてくれるだろうという判断からです。

一方の自作エアレーション装置は、逆流防止弁の先に3cm程度の耐圧チューブを付けただけで、エアストーンは取り付けませんでした。

エアストーンを付けると、この位置に設置した場合では水圧に負けて気泡が出なくなる事を以前エアーマスターアドバンスで経験済のためです。

スーパージェットフィルターもそろそろ稼働1年となるので、ついでにモーターの中を確認してみたらすごい事になっていました。

これは掃除をしない訳にはいきませんね。

中心の赤い軸は、前後の切り欠き部の長さが違っているので取り付ける時に注意が必要です。





今回初めてインペラ部の掃除をやったのですが、綿棒の頭を取って軸の部分で掃除するとちょうどいい感じでした。

透かしてみると、円盤状のインペラは中に5本の通水路があることがわかります。

汚れが取れているところが通水路で、取れていないところが壁の部分です。

たぶん反時計回りの回転で、中心部の水を外側に吐き出す事で吸水力を得ているものと思われます。

こちらはモーターの巻線と軸受けの写真。

単純な構造と太い巻線で、余程の事がなければ壊れる事がないだろうという感じです。

水が入り込んだらアウトでしょうけど。








で、うまくいくか心配でしたが、設置してエアを送り込んだらストレスなく気泡が出てくれました。

気泡が大きいので水しぶきもありますが、普通にエアストーンを設置した時と変わらない程度ですし、エアリフト距離が長いので高い酸素溶解度も期待できます。

水槽の真ん中に排水用リリィパイプを設置していれば水槽の周りへの水ハネもありませんし。

エアレーションによる水面の撹拌が盛大になったので、油膜がたまる心配もなくなり、VUPPA も撤去。

VUPPA の撤去に伴い、水位の一定化の気遣いも不要になったのでフタも撤去。

CO2の気泡も全く見えないし、ダブルタップのおかげでメンテも楽にできるようになったし、なんだか良い事ばかりのような気がするので、しばらくはこれで行こうと思います。


(飼育記録)
  • 水替え...10ℓ
  • CO2とエアレーション見直し
  • インペラ清掃
  • VUPPA取り外し
  • フタ取り外し
  • ボララス・マキュラータ10匹追加
  • ミクロラスボラ・ブルーネオン3匹追加
  • ロタラ・インディカ追加

Sunday, November 27, 2011

なんかようかい

水草が気泡を付けるところが見たくて CO2 を 2滴/秒で添加していましたが、今度は CO2 の気泡が気になるようになってしまいました。

写真で水槽の中に塵のように写っているのが CO2 の気泡です。

スーパージェットフィルター(改)でCO2の気泡はかなり小さくなっているのですが、その分浮遊時間が長過ぎて、見た目に少々うるさい感じになってしまっていました。

CO2の気泡がなくなってくれるのは 1滴/2秒以下の添加量だけど、それだと水草が気泡をバリバリ付けてくれるには足りない.....

かといって、それ以上の添加をすれば見たくない量の CO2 の気泡が出てしまうし....


で、理屈としては出水側リリィパイプから水が出るまでに CO2 が溶けてくれれば良いので、出水側のホースを延長してみる事にしました。

こうです。

とりあえずホースを 5m にしてみました。

なんかやけくそ気味です。

これから周囲の温度がどんどん下がってくるので、こんな事をしたら水槽内の暖房効率は下がってしまうのですが、それはそのうち水道凍結防止用のツールで対応したいと思います。

5m + 5回転させたホースを通る事で、水槽に行くまでに CO2 がどれだけ飼育水に溶解する事ができるか確認してみました。









答え ... 1滴/秒まで でした。

意外としぶといですね。

でも、1滴/秒の量の CO2 が全て飼育水に溶けてくれれば充分すぎる量のはずです。

今までは水草に付いた気泡が、光合成で作り出された酸素なのか、CO2 がくっついていただけだったのか、半信半疑だったところもあったのですが、この状態であれば水草に付く気泡は酸素であると判断する事ができます。

ともあれ、CO2 の気泡については解決することができました。


もう一つ、今回のタイトルにちなんで、コンピュータで水槽管理を楽にする方法を紹介します。

Mac の場合、標準で iCal というスケジュール管理ソフトが付属していますが、例えば三ヶ月に一度・最終土曜日の朝にフィルターのろ材を交換したい場合、これで前日にメールで知らせてもらう事ができます。

あと、リマインダーという機能もあって、例えば今度熱帯魚屋さんに行ったときに「ブライティK」と「クロルオフ」を買わなきゃ と思ったらその都度記録しておく事で買い忘れが防止できるし、iPhone も持っていればお店に行った時にチェックする事ができて便利です。

以上、今回は CO2溶解率向上策と用件・買い物をコンピューターで確実に。というお話でした。


(飼育記録)
  • 水替え ... 10ℓ
  • ロタラのトリミング
  • リリィパイプの洗浄のため予備とスワップ

Saturday, November 19, 2011

フジノスパイラル充填 80%

かねてから良いものだと思っていたフジノスパイラルを4ℓ入手したので、スーパージェットフィルターと2211に充填しました。

ろ材の移行にあたっては、とりあえず今までセットしてあった1ℓのフジノスパイラルと荒目フィルターパットのバクテリア環境を残して、バイオリオ分を全量交換。

交換の際に汚れ具合で判断できた事は、バイオリオが
  • 汚泥をそのまま通すのでほとんど目詰まりが発生せず好気性バクテリアが活躍できる
  • 汚泥は細目フィルターパットなどでせき止める必要がある
であるのに対してフジノスパイラルは
  • 汚泥をヒダで受け止め蓄積するので細目フィルターパットの負担が少ない
  • 汚泥が蓄積した箇所で嫌気性のバクテリアも活躍できる
というメリットが感じられます。(詳しくはメーカーのページ参照)
これはまた、長期間ろ材の清掃が不要になるという事も言えます。

しかも軽いのでメンテも楽だし、緩めにセットしておく事で水流に対してかなり抵抗が少なくなってくれる事も期待できるし。

今までは1回/月のフィルターメンテナンスが必要でしたが、スーパージェットフィルターには推奨の4倍である約4ℓ、2211は充分すぎる容量である約800ccをセットしたので、本当は1年くらいはメンテをしなくても良さそうですが、ミナミヌマエビ救出のためこれからは3ヶ月に1度程度でメンテナンスとしようと思います。

あと、先週設置したドロップチェッカーの様子を見ていましたが、石をかなり入れている所為もあってか pHは中性〜弱酸性程度を維持している模様。

そろそろアマゾニアによる pH低下効果も切れてくるだろうし、水替えの際に投入する水道水も冬期は pHが上がってくるので、アルカリ性に偏らないように注意していきたいと思います。



(飼育記録)
  • ろ材変更
  • 本水槽にアヌビアス・プチとロタラ・マクナンドラを植栽
  • 水替え...20ℓ

Sunday, November 13, 2011

考えるあっしである

庭の木々も葉を落とし、いよいよ冬も間近となってきました。

水位が動作に影響するVUPPAを設置しているのに、最近は飼育水の外気温との温度差による蒸発量が多くなっているので、毎日の足し水が日課になっています。

先週は1週間でちょうどバケツに汲み置きした10ℓの水を使い切りましたが、そろそろ水槽のふたを設置した方が良いのかもしれませんね。

今年はジレンマとして
  • VUPPAを設置して放置しておきたいならふたの設置が必要
  • ふたを設置すれば冷凍アカムシの餌やりが面倒
  • 餌を乾燥餌にすればVUPPAに吸い取られてしまう
  • VUPPAを取り外すと水面が汚れ易くなる

という四つ巴の状態があります。


で、あっしもいろいろ考えた。

VUPPAは守護神だしねぇ...
アカムシも継続したいしねぇ...
餌やりは水槽の左側からじゃないとねぇ...

なら、と色々やって見やしたが写真のようにリリィパイプを寄せて取り付ける事で、ADA のふただと左端に4cmのスペースを確保でき、全ての要件をクリアすることができました。

ピンセットでアカムシを与えるのに十分な広さでござる。


ついでに CO2についても考えた。

スーパージェットフィルター(改)による強制添加でも 1滴/秒程度では、リシアはほとんど気泡を付けてくれないようです。

改めてドロップチェッカーで確認してもpH7.0程度にしかなっていなかったので、2滴/秒に添加量を増やす事にしました。

うん。2滴/秒だと、リシアも南米ウィローモスも気泡を付けてくれるようです。

いろいろと考えて、調整してやる事で期待した効果がでたり、うまくいかなかったり、一時的な効果しか得られなかったりと簡単にはいかないですが、そんなところが水槽維持の楽しさの一つなのかな... とふと気付いた秋の一日でした。


(飼育記録)
  • 水替え...20ℓ
  • 本水槽・サブ水槽にガラスふたを設置
  • 本水槽のCO2添加を1滴/秒から2滴/秒に変更

Thursday, November 3, 2011

一周年記念 (水面の守護神 VUPPA)

とうとうブログを開始してから1年が経過してしまいました。

この1年での水槽に費やした時間は、相当なものだったと思います。自分でもこれはヤバいと思ったので、途中から少しずつ手を抜いていましたけど...。

一周年にあたってなにか記念になる事をしようと思ったら、ちょうど VUPPA-I が手に入ったので使用してみました。

VUPPA というのは、ADA から9月に発売されたばかりの水面油膜取り装置です。

この変なネーミングに特別な意味があるのか、単に Vacuum Upper Part Power Absorbent とかの略なのかは気になるところ。

動作原理としては、水中モーターを使って水面の水を油膜ごと吸い込んで、フィルターを通して水槽の中に吐き出すというだけなのですが、ここまでプロポーション良く作成された製品は今までにはなかった。という点で画期的な製品だと思います。

実際、それほど気になっていなかった油膜でしたが、リシアの破片やCO2の気泡なども一緒に水面から消えてくれて、ぱぁっときれいになってみると「なにこれすごい!」という気持ちになります。

水中に佇む姿も併せて感じるイメージはまさに「水面の守護神」。なぜかインダス文明の遺跡的な雰囲気を醸し出しています。

いずれは苔などを付けて、さらにそれっぽくしてみたりして。

購入時は、油膜が気になった時だけ取り付ければ良いかな.. と思っていたのですが、意外と邪魔にならないし、守護神っぽいし、ずっと付けたままにしようと思いました。


でも、単機能では守護神らしくないのでエアレーションの機能も追加してVUPPA(改) にする事に。

こんな感じです。

要は装置の下部に水中モーターがあって、装置の上部から水を吸っているのですから、水中モーターの吸い込み口付近にエアストーンを付ければ良いだけ。

今までのエアレーション装置を撤去したかったこともあって、開封してから20分でさっそく工作に取りかかりました。

24時間水面をキレイにしてくれる上に、暗くなってからは人知れず魚たちのため酸素を供給してくれる守護神VUPPA。ステキです。


工作内容としては、水中モーターを取り付けるブラケット部分に吸水用として4ヶ所の穴があるので、そこにシリコンチューブを通して小さめのエアストーンを取り付けるだけです。

狭いのでシリコンチューブはくさび形に先端を切って通して

今回エアストーンは、Puti Petit を取り付けて

取り付け終わったら、少しシリコンチューブを引き戻して水中モーターとの干渉をなくして

水中モーターの電源コードと同じルートでシリコンチューブを外に出して、エアーポンプに接続して終了。

同じように、CO2ストーンを付けて二酸化炭素を水槽に供給させる事もできると思います。

エアレーション + 二酸化炭素も考えましたが、これ以上シリコンチューブは通せないと思ったので断念しました。

VUPPAのパーツを並べてみた。

フィルターのろ材としてバイオキューブが20粒セットされていますが、さらに予備が20粒付属していました。

短期の設置であれば、吸入位置を水面下3〜5mm程度にすると早く油膜が吸い取られますが、長期運用を考える場合は水の蒸発を考慮した高さに設置しないと、モーターが空回りしてしまうので注意が必要だと感じました。


(飼育記録)
  • エアレーションをエアリフト装置からVUPPA(改)に変更
  • 足し水...10ℓ





Sunday, October 30, 2011

Fujino Spiral

3ヶ月後のフジノスパイラルと交換1ヶ月の細目フィルターパットです。

ろ材構成にフジノスパイラルを追加してから少し細目フィルターパットの汚れ具合が軽減している模様。

フジノスパイラルもセットしたての頃と比べてバクテリアを纏っているような色合いになってきています。

買えるものならスポンジ以外のろ材は全てこれにしても良いのではないかと思うのですが、なぜかどこでも売っていない不思議。



ただ、悩みどころとしてはフィルター内でふ化したり幼生のままフィルターに吸い込まれてそのまま育ってしまうミナミヌマエビの存在。

写真のようにフジノスパイラルに挟まったまま育ってしまっている個体も10匹くらいいました。

光のない暗いところで、身動きも取れず育つのもかわいそうな気がしますが、何かしら食べているから育ったのですよね。

水槽に放してやると元気いっぱいに泳いでいるし、エビってすごいな〜と思いました。


あと、プログも1年目を迎える事から少し機能性をアップしました。

新しく設けたタブには、不定期で「飼った事のある熱帯魚」「育てた事のある水草」「使った事のある機材」の記事を追加していく予定です。


(飼育記録)
  • 水替え...20ℓ
  • 細目フィルターパット交換 (本水槽・サブ水槽)

Sunday, October 23, 2011

うちの阿部さん

先週から本水槽に移ってもらった安部さん (※アベニー・パファー) ですが、ほかの魚たちと干渉することなくうまくやってくれているようです。

というか、ほかの魚にちょっかいを出そうとしても軽くあしらわれている模様。

サブ水槽にいた時は、白コリやネオンテトラたちの背びれや尾びれをかじるようになってしまって (後から思うと、白コリたちのおならは阿部さんから攻撃された時のものだったのかもしれません) これは本当にまずいと思いました。

ただ、絶えず動いているラミーノーズテトラやラスボラには被害がなかったことから、小型魚オンリーの本水槽の方であれば大丈夫かも? という望みを賭けての移籍だったのですが結果はオーライ。

たまに寝坊して朝の赤虫タイムに参加できない事もあるようですが、彼には彼なりに本水槽で充実した生活を送ってもらいたいと思っています。

サブ水槽では白コリやネオンテトラの阿部さんに齧られたヒレと元気もだんだんと回復してきており、ひとまず安心。

それから水槽のレイアウト、水草ぼうぼうも良いものですが、シンプルなのも良いですね。

先週は水槽のガラスによる鏡面効果が新鮮に思えましたが、水面の鏡面効果も今までよりはっきり感じる事ができます。

サブ水槽に比べて水草の気泡の出が今イチなのが残念なところですが、先週植栽したリシアやグロッソに期待中。



あともう少しでこのプログを始めてから1年になろうとしています。

ブログにやった事を記録して、その後の経過を確認したり、漠然とした考えを文章にする中で水草・魚・飼育環境について思慮をまとめる事ができたり、続けてみて良かったと思います。

最近は水槽にかける手間もだいぶ減ってきたことだし、ちょっとブログのデザインチェンジでもしてみようかな。


(飼育記録)
  • 水替え... 20ℓ

Sunday, October 16, 2011

底面ヒーター設置

気づいたらもう秋。これから気温もどんどん下がってきます。

来るべき冬に備えて、そろそろサブ水槽にも底面ヒーターを設置してあげることにしました。

今回は30㎝キューブ水槽なので、ピタリ適温2号の出番です。

プレコののマット (30*30。灰色の部分) を二枚重ね、一部切り込みを入れて電源コードを逃がしています。

さらにその下に白コリの腸呼吸による水はね対策として、ADAのマット (45*30。黒い部分) を敷きました。

この上に水槽を載せるのですが、小さい水槽だとこういう時に簡単に移設ができて便利ですね。

そして気になる温度は設置1時間後で
  • 外気温・・・21℃
  • 水槽内・・・25.5℃
  • 底床内・・・28.5℃
となっていました。※比較のため全ての測定で同じ水温計を使用しています。

白コリたちも気持ちいいのか、底床の上にピタリと張り付いて眠っているようです。


一方60㎝水槽の方は、今年の正月にピタリ適温4号を設置していて先月から稼働させているのですが、こちらの温度は
  • 外気温・・・21℃
  • 水槽内・・・25.5℃
  • 底床内・・・30.5℃
でした。※比較のため全ての測定で同じ水温計を使用しています。

まだ底面ヒーターを稼働させるには早かったのかも。


あと、この写真の角度からが鏡面効果で水槽内が一番広く見えるのですが、正面から見た時に感じる物足りなさと、側面から見た時の満腹感のギャップが気に入っています。

今日は、ウィローモスだけだった部分が寂しかったので所々にリシア、つなぎ的役割としてグロッソを、あちこちにポツポツと植えてみました。

結局いろいろな種類の水草が入り交じる結果になってしまうのね...。


(飼育記録)
  • 水替え ... 20ℓ
  • ディープレッドホタルテトラ10匹追加
  • 本水槽とサブ水槽でチェリーバルブとアベニーパファーをトレード
  • ヴォルテスの蛍光灯が切れたため元のランプに交換

Monday, October 10, 2011

a little modified

Cry. モエルマニーの成長が著しく、この水槽の主役の役割を担う体制が整ってきたようだったので、メイン水槽からハイグロフィラ ポリスペルマを抜き取り、サブ水槽に移設しました。

抜き取った跡地には、アマゾン チェーンソードとリシアを植栽。

後景に何もないと寂しくなるかと思ったのですが、見る角度によっては鏡面効果ですごく広く見えるようになって、結果として満足です。

ウィローモスの一部が茶色いのは、厚くなりすぎた部分をカットしたらこうなってしまいました。

多分少しずつカットしていれば防ぐことが出来たのでしょうが、何事もやってみないとわからないところがあるので...

そのうち自動修復してくれることを願っています。

真横からとか、見る角度によって寂しくなった面もありますが、植えられた草達の生長を見越してのことなのであります。

水槽が一つだけだったらあれもこれもとやってしまうところですが、サブ水槽という存在があることが、ストイックなレイアウトを作る秘訣なのかもしれません。

斜めから見るとこんな感じ。

やっぱりちょっと寂しいかな。でも魚達は遊泳する空間が広がって嬉しそうなので、しばらくこのままで行こうと思います。

あと、サブ水槽の方がメタハラよりも明るくなりました。

実は真上にヴォルテスだとメンテ時に邪魔になることが判明したので、NZ KS-CX に元々の蛍光灯をセットして真上に、ヴォルテスは専用球のホワイトを購入して横から照らすようにセットし直ししています。

21W + 30W ですが、実質は電球換算で3倍程度の明るさが得られるようなので、約150W相当ということなのかもしれません。


(飼育記録)
  • 水替え...15ℓ
  • 若干のレイアウト変更
  • サブ水槽の照明見直し

Sunday, October 9, 2011

Requiescat in pace

今回はコンピューターのことについてちょっと書きます。

私は Apple の製品を Performa 5220 から始まって、iMac G3、G4、G5、Mac Pro と乗り換え、iPhone は 3G から 4 に乗り換え、現在はさらに iPad も使用しています。

しかも恥ずかしながら全て発売開始日に購入するほどのマニアです。

その Apple の創業者であり、コンピューターを使用すること自体を楽しいことにしてくれた Steve Jobs 氏が 10/5 になくなってしまいました。

56才だったそうです。癌にさえ罹らなかったら...と思うと悔しいですが、いろいろと立派な人でした。

彼の製品には相当楽しませてもらったので、ベタですが家で眠っていた iMac 達に彼への感謝のメッセージを表現してもらいました。

ありがとう スティーブ。

Sunday, October 2, 2011

Clip lights

サブ水槽の照明設備がやっと「これでいこう」という感じになりました。

ちょっと複雑なのですが、写真の左側がVORTICEの傘にNZ KS-CX 1200Kのライト、右側がNZ KS-CX 1200Kの傘にメーカー不明スパイラル蛍光灯の構成となっております。

なぜかというと、近所で売っていたVORTICEのセール品を買ったのですが、付属の電球がレッドブルーだったので....

比較のため撮影条件は9/19の記事の時と同じにしたつもりでしたが、iso100, 1/60s, f/2.8 とさらに暗く写る設定になってました。なので単純に比較はできませんが、十分な光量があることは横に這ったグロッソが証明しています。

本水槽の方では、いきなりメタハラにしたので悩みませんでしたが、水草の育成にとって一番重要なのは「光」であることを実感しました。

なにせ、この状態にしてから水草の気泡がバリバリ出るようになりましたから。



で、照度計は持っていないので実際にどれくらい明るいかというのを比較するために、メイン水槽も一緒に写真に写してみました。

なんとなく水槽の中の照度は、150Wのメタハラと比べても遜色ない程度になっている模様。

かえってサブ水槽の方が色温度が高いため明るく見えるくらいです。

難点といえば、白コリのおならが目立つようになってしまったこと。

なんとかならないでしょうか、これ....


(飼育記録)
  • 水替え...10ℓ
  • スカーレットジェムが松かさ病で☆
  • ブルーネオンが飛び出し
  • 本水槽にスカーレットジェム3ペア追加
  • 本水槽にブルーネオン5匹追加
  • 本水槽からラミーノーズテトラ5匹をサブ水槽に移動
  • サブ水槽にアクセルロディ.ディープブルー5匹追加


Sunday, September 25, 2011

Super Jet Filter & CO2 Master Advance

60㎝水槽の二酸化炭素供給はBasil 直添ミキサーでやっていましたが、1滴/2秒以上の添加をすると気泡が大きくなって添加効率が落ちてしまうのが悩みでした。

直添ミキサーとしては CO2 マスター アドバンス という製品がありますが、これは給水側に接続するのが基本で、ろ材の中を通るうちに気泡が大きくなったり、インペラまで行かないでろ過装置内にたまってしまったりという心配がありました。

心配を解消するには、給水側パイプにストレーナスポンジを付けたり、ろ過装置内に細目フィルターパットなどを入れずに目の粗いろ材のみをセットしたりする気遣いがあって、自分の環境では利用しづらさを感じていました。

そこで、スーパージェットフィルターならではの利点を活かした添加方法に変更してみました。

それはスーパージェットフィルターのポンプがろ過装置と別筐体になっていることに着目し、ろ過装置の出口とポンプの間に CO2 マスター アドバンスを接続してしまおうというアイディア。

ホームセンターでM5×10のボルトセット、ステー、ホースクリップを買ってきて組み立てるだけの簡単な工作でしたが、ステーの穴の位置もピタリと合ってまぁまぁな感じになりました。

前から見るとこんな感じ。

およそ10分でできてしまうような工作ですが、金属部は全てステンレスで揃えられたし、接続部で水路が露出しないようにできたので、耐久性・可用性も問題なさそうです。

負圧側に接続するべしというメーカー推奨も一応クリアしているし。

ともあれ CO2 マスター アドバンスの気泡は、ろ材を通ることなくポンプに入り、ポンプ内でさらにかき混ぜられて水槽に送り込まれることになりました。

稼働させてみると、1滴/2秒程度までは出水側リリィパイプから気泡は出ず、完全にCO2が溶解した状態となるようでした。

ここまではBasilと同じですが、1滴/秒以上からの性能が良くなりました。


リリィパイプからCO2の気泡は出るものの、インペラでかき混ぜられるため写真のようにパレングラスの気泡と変わらない大きさです。

3滴/秒まで試してみたところ、気泡の量は当然多くなるのですが、気泡の大きさに変化は見られませんでした。

1滴/秒でしばらく様子を見てみたいと思います。


一方、Basilのは2211の出水側のホース径を変換してサブ水槽で使用することにしました。

こちらは30㎝キューブのため1滴/2秒の添加でも、水草が盛大に気泡を付けてくれます。

おかげで安心してサブ水槽に装備していたストレーナスポンジを撤去して、ろ材構成に荒目フィルターパットと細目フィルターパットを追加することができました。


(おまけ)

サブ水槽のライトの傘を二個とも工事現場用のにしてみましたが、NZ KS-CX 1200Kの青い光が減衰して色温度が下がってしまいました。

ライトの統一性を持たせるためには、近所でヴォルテスのライトがセール価格になっていたので、ヴォルテスの傘だけ利用することにします。



(飼育記録)
  • 水替え...20ℓ
  • スーパージェットフィルター改造
  • Solar I の高さを 30㎝ → 25㎝ に変更