この1年での水槽に費やした時間は、相当なものだったと思います。自分でもこれはヤバいと思ったので、途中から少しずつ手を抜いていましたけど...。
一周年にあたってなにか記念になる事をしようと思ったら、ちょうど VUPPA-I が手に入ったので使用してみました。
VUPPA というのは、ADA から9月に発売されたばかりの水面油膜取り装置です。
この変なネーミングに特別な意味があるのか、単に Vacuum Upper Part Power Absorbent とかの略なのかは気になるところ。
動作原理としては、水中モーターを使って水面の水を油膜ごと吸い込んで、フィルターを通して水槽の中に吐き出すというだけなのですが、ここまでプロポーション良く作成された製品は今までにはなかった。という点で画期的な製品だと思います。
実際、それほど気になっていなかった油膜でしたが、リシアの破片やCO2の気泡なども一緒に水面から消えてくれて、ぱぁっときれいになってみると「なにこれすごい!」という気持ちになります。
水中に佇む姿も併せて感じるイメージはまさに「水面の守護神」。なぜかインダス文明の遺跡的な雰囲気を醸し出しています。
いずれは苔などを付けて、さらにそれっぽくしてみたりして。
購入時は、油膜が気になった時だけ取り付ければ良いかな.. と思っていたのですが、意外と邪魔にならないし、守護神っぽいし、ずっと付けたままにしようと思いました。
でも、単機能では守護神らしくないのでエアレーションの機能も追加してVUPPA(改) にする事に。
こんな感じです。
要は装置の下部に水中モーターがあって、装置の上部から水を吸っているのですから、水中モーターの吸い込み口付近にエアストーンを付ければ良いだけ。
今までのエアレーション装置を撤去したかったこともあって、開封してから20分でさっそく工作に取りかかりました。
24時間水面をキレイにしてくれる上に、暗くなってからは人知れず魚たちのため酸素を供給してくれる守護神VUPPA。ステキです。
工作内容としては、水中モーターを取り付けるブラケット部分に吸水用として4ヶ所の穴があるので、そこにシリコンチューブを通して小さめのエアストーンを取り付けるだけです。
狭いのでシリコンチューブはくさび形に先端を切って通して
今回エアストーンは、Puti Petit を取り付けて
取り付け終わったら、少しシリコンチューブを引き戻して水中モーターとの干渉をなくして
水中モーターの電源コードと同じルートでシリコンチューブを外に出して、エアーポンプに接続して終了。
同じように、CO2ストーンを付けて二酸化炭素を水槽に供給させる事もできると思います。
エアレーション + 二酸化炭素も考えましたが、これ以上シリコンチューブは通せないと思ったので断念しました。
VUPPAのパーツを並べてみた。
フィルターのろ材としてバイオキューブが20粒セットされていますが、さらに予備が20粒付属していました。
短期の設置であれば、吸入位置を水面下3〜5mm程度にすると早く油膜が吸い取られますが、長期運用を考える場合は水の蒸発を考慮した高さに設置しないと、モーターが空回りしてしまうので注意が必要だと感じました。
(飼育記録)
- エアレーションをエアリフト装置からVUPPA(改)に変更
- 足し水...10ℓ
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