Sunday, May 29, 2011

夏の準備

昨年末から自分の部屋のエアコンが調子悪くなっていたので、節電効果も期待して新しいエアコンを購入しました。

水槽の方もホースを交換するついでにクーラー ZC-100を仮設置。

半年ほど物置にしまっていたため動作確認の意味での設置です。

ヒーターの設定は26℃にしているので、クーラーの起動温度を27℃にして、水替えで少し暖かめの水を入れて正常に動作することを確認しました。

でもやっぱりフィルターのメンテも大変そうだし、夏本番になるまではコンマ一桁の分かる大きい温度計でしかないので、出番が来るまでまた撤去。

水槽用のクーラーの中には、TECO TCシリーズのようにヒーターや殺菌灯を内蔵している物もあって、憧れたものでしたが、うちのようにオープンな設置環境の場合は必要な時に必要な機能を増設する方がいいように思います。

あと、ホースはクリアタイプを使用しているのですが、汚れるものと割り切って3ヶ月くらいを目安に交換しています。

ホース用のクリーナブラシを使って掃除しても、染み付いた色がどうしても取れなかったり、脱着によるホースの径が広がってくる不安感を考えると、ある程度で寿命と考えて交換してしまった方が安心できます。

去年は暑い日が多かったのでこのZC-100が大活躍だったのですが、今年はどうなるでしょうか。



水槽の近況としては変化がないので特に記録しておくことはないのですが、写真は24mmの焦点距離で撮影することが多くなりました。

一瞬、ADAのレイアウトコンテストに応募してみようかなと、それなりの写真を撮影しようと思いましたが、それなりな写真にはやっぱりそれなりの準備が必要ということが分かりあきらめました。

水槽全体をキレイに撮影するには少なくとも
  • 撮影は周囲を暗くして行う
  • 周辺器具は取り外す
  • 水槽背面に黒いボードを設置
  • カメラは三脚に設置しレリーズを使用
  • パースペクティブによる撮影像の傾きを考慮したカメラ位置を模索
  • カメラが水槽から近い場合は写り込みを防止するためカメラ全体を黒い布等で覆う
  • 水槽の前面に合わせて黒いボードを作成し設置
  • 魚が群泳してくれるのをひたすら待つ
というような工夫が必要でした。

うちの魚は頼んでも絶対に群泳なんかしてくれないし、水槽の中層以下でたむろしている事がほとんどなので、少なくともこのレイアウトでは応募できるような写真は撮れなさそうです。


(飼育記録)
  • ホース交換
  • 水替え20ℓ

Saturday, May 21, 2011

三歩進んで二歩下がる

できるだけシンプルな水槽にしようと休みのたびにいろいろとやっているのですが、試行錯誤の末に結局元のままが良かったということが多々あります。

まずはこれ、一週間でろ材に詰まる汚泥の量。バケツにろ材を沈め、揺すらずにそのまま引き上げただけでこれです。

先週細目フィルターパットを抜き取ったら、うちの水槽ではこれだけの汚泥が一週間でろ材内にたまることが分かりました。

やっぱり物理ろ過としての細目フィルターパットは必要でした。

ろ材の構成は、下からパームネット、トルマリンF、バイオリオ、細目フィルターパット、NAカーボンの順が今のところベターのようです。


それからCO2。パレングラスの位置を吸水側リリィパイプの側からリリィパイプと対面の位置に戻しました。

CO2の気泡は、リリィパイプの側だとまっすぐ水面に上昇していってしまうかリリィパイプに吸い込まれるか半々であったのに対して、水流の当たる対面位置では水流に乗って水槽内全体に気泡が運ばれます。

CO2の気泡の一部を外部フィルターにわざと吸い込ませて強制添加させるやり方は、出水側リリィパイプで曝気させている所為もあってか目に見えるような効果もなかったし、なによりも見た目に面白くないです。

あと、やってみて分かることもあります。

飼育水の粘度が上がって気泡が消えにくくなることについては、エーハイム 4 in 1 や ADA リオベースなどのコロイド成分を含む添加剤を入れなくても発生することが分かりました。

これは魚の鱗から出る粘膜が飼育水に溶け込むことで発生するようで、うちの場合は週に20ℓ程度の換水をすることで継続的な防止ができるようです。

最後に。そろそろ加温はピタリ適温プラス4号だけでもいいような気がしてICオート ネオ250を外してみましたが、メタハラ消灯後3時間で 26℃ → 24℃に下がってしまいました。

天気予報でもまだ最低気温が10℃前後に落ち込むので、ヒーターはまだ必要ですね。


(飼育記録)
  • 水替え10ℓ
  • ろ材構成変更
  • リリィパイプとパレングラス清掃のため予備とローテーション
  • パレングラス位置変更

Saturday, May 14, 2011

化学ろ過他

活性炭を入れないで約二ヶ月様子を見ていました。

飼育水の透明度はバクテリアが頑張ればある程度上がってくれますが、やっぱりうちの水槽は緑っぽさが残ってしまうので、涼しげな水景を望むには化学ろ過が必要のようです。

と、いう結論に至り本日NAカーボンを入れました。

(写真は緑っぽい飼育水で泳ぐ緑っぽい魚ブルーネオンです)

ろ材構成は下から、パームネット、トルマリンFバイオキューブバイオリオ、NAカーボンとしました。

入れる活性炭としてブラックホールを選択しなかった理由は、その形状に疑問を抱いたから。

円筒状のフィルター内で四角いブラックホールを入れれば、水流がまっすぐ均一に進んでくれないのではないかと考えました。

均一な水流がないと、バイオキューブやバイオリオでのバクテリア活動効率が落ちますよね... たぶん...

それから今回から生物ろ過の前段にパームネットを入れたので、細目フィルターパットはあえて入れないでみます。


あと、アポゲノドンも約二週間バケツに入れて様子を見ていましたが、油が浮いてきたので思い切って葉と根を切り取り包装紙に包んで冷蔵保存してみることにしました。

情報がなかったので、これは全くの我流です。植えた時と球根の大きさが変わっていないようだったので、球根植物を保存する手法でなんとかなるのではと思いました。

それにしても、根の出る場所がユニークな球根ですね。


(飼育記録)
  • ろ材構成変更
  • 前景のリシアカット

Sunday, May 8, 2011

GW 終わっちゃった

 長かったゴールデンウィークも今日で終了です。

水槽の中は、このゴールデンウィーク中にレースプラントとクリプトがなくなり、ミクロソリウムとスカーレットジェムが加わりました。

で、レースプラントの下で遊泳していたボララス・マキュラータが、今度はデープレッドホタルの定位置だったエキノドルスの下に陣取るようになってしまい、部分的過密状態に。

照明が明るすぎるんだろうと思い、メタハラの設置位置を水面から30cmから35cmに変更しました。

下草の色合いを目視で確認する分には、30cmと35cmでは殆ど変化はありませんでしたが、40cmだと明らかに照度が落ちるようだったので。

これから暖かくなるに伴い、メタハラの発熱が飼育水に与える影響を軽減したいという狙いもあります。

今回の位置変更によって魚達が日よけせずに悠々と泳ぎ回ってくれるようになればいいのですが。

もう少ししたらクーラーも設置しなければなりませんが、メタハラにしてから初めての夏なのでZC-100で対応できるか少し心配です。




50mm, f2.0, 1/60s
水槽内の明るさは、定点撮影で確認しても今までと変わりがないように見えます。

あと、今日もいろいろとやりました。

  • 吸水側リリィパイプとパレングラスの位置を変更し、CO2の気泡の一部をリリィパイプが吸い込むようにして、強制添加の機能を持たせた
  • 出水側リリィパイプでの曝気を「水面に波を作る程度」に変更
  • 飼育水の黄ばみ対応施策としてスーパージェットフィルター内に、細目フィルターパットを二枚セット
  • 廊下に水槽管理用の棚を設置

もうゴールデンウィーク中に思い残すことはありません。


(飼育記録)
  • スーパージェットフィルターのホース清掃
  • 水替え10ℓ

Saturday, May 7, 2011

キョーリンの冷凍餌

スカーレットジェムの増員に伴い、餌をクリーンアカムシに変更しました。

冷凍餌とか、生餌とかやるようになったら餌の管理が大変だろうなと今まで敬遠していたのを、乾燥餌を食べないスカーレットジェムを4匹も飼育するために今回重い腰を上げましたが、魚達が喜んで食べる姿を見るとそんな手間なんてどうでも良くなってしまいました。

クリーンアカムシ、クリーンミジンコクリーンベビーブラインシュリンプの3製品を試してみましたが、クリーンアカムシが一番人気のようです。

それでどれくらい喜んでくれるかというと、ピンセットで摘んだまま水槽内で解凍&水槽全体に行き渡るようにグルッと水面を一周させるのですが、スカーレットジェムなどはピンセットに食いついてきて、そのまま釣れてしまいます。

みんなお腹いっぱい食べているようだし、水槽の中がハッピーな雰囲気に溢れているような気がします。
写真を撮っていてもナイスなショットが得られる確率も増えたかも。

(本日のナイスな写真 その1)

CO2に見とれる白コリ。

魚とは思えないようなキャラクターです。

普段は他の魚のことなど何も考えていないような猪突猛進的な行動をするのですが、いったん休憩モードに入ると口をぽかーんと開けてぼーっとしています。

そうなると、体の上をミナミエビが歩いていったくらいでは身じろぎもしません。

見ていて、おっ シャッターチャンス! と思ってから部屋にカメラを取りにいって、戻ってからカメラを向けてもシャッターチャンスのままな魚はコイツくらいです。

今回パレングラスの下でボーッとしていたので、いたずらでCO2を少し多めに出してやったらなんかいい感じと思ってパシャリ。

(本日のナイスな写真 その2)

パレングラス越しにこちらを見るスカーレットジェム(メス)。

導入時に比べてだいぶ本来の色が出てきました。
冷凍餌もよく食べてくれるし、うちの水槽にもなじんできたみたいで安心しています。

この魚は体がすごく曲がるので、狭いところでも平気で方向転換できます。

そんな特技があるからか、いつも水草の込み合っているところで遊泳しているのですが、ここまでパレングラスに接近してくるとは思いませんでした。
見ていて楽しい魚です。


(飼育記録)
  • 足し水800cc

Wednesday, May 4, 2011

え......っ!!?

今朝のメンテの様子。

またやってしまいました。

昨日チャームで次期レイアウト案で使う予定の水草を注文したので、植える場所を確保しようと思ってクリプトを抜こうとしたのです。

クリプトだけ抜こう...としたのですが、なんたることか一緒にレースプラントも抜けてしまいました。

昨日から花穂は根元からしおれてきていたので、種の採取は期待できないかも...と思っていたのですが、できれば最後まで観察したかったです。


植え直そうとしても、すぐに浮いてしまってうまくいきません。

これ以上水を濁らせるのも魚達には悪影響になると思い、あきらめることにしました。

抜けてしまったレースプラント。

うまくいくか分かりませんが、このまま飼育水に浸けておいて、葉や根が萎れるのを待ってから球根で保存できるかやってみようと思います。

チューリップみたいに栄養を球根に蓄えてくれると良いのですが.....。

今後水草を一株だけきれいに抜くにはあらかじめ根をハサミで切ってから抜けば良いのかとも考えて、ためしにグロッソで土の中の根を水草用のハサミで切れるか確認してみましたが、ソイルの粒が固くて歯が閉じませんでした。

もしやるなら、カッターで切るのがいいのかもしれません。

(ブログを書いている時になってから tropica 社の PLANT GUIDE に、球根タイプの水草の植え方が書いてあることを思い出しました。このタイプは浮かないようにするには根と少々の葉を切って植えるといいようです。定着に2〜4ヶ月かかるようですが...)

レースプラントとクリプトのあった場所に、ミクロソリウム・トライデントを流木に固定して置きました。

なんか、一気に水槽が広くなった感じです。

濁った水を早くきれいにする方法もマスターしました。転んでもタダでは起きませんよ。
水槽の水量をできるだけ少なくしてフィルターを回しておくと、減らした分だけ短時間でフィルターを通るので早く水をきれいにできます。

魚達も遊泳エリアが明らかに広がったため、のびのびと泳ぎ回ってくれるようになりました。

60規格の水槽では、水草は最小限にした方が魚は喜ぶのかもしれません。

先日の水質調査で、うちの水槽では水草が光合成で酸素を生成しなくても、エアレーションだけで魚が暮らせる分の溶存酸素量が確保できていることが判明しているので、水草の量が減ることについては心配ないと思っています。

0.3滴/秒のCO2添加でも気泡を付けている様子を確認できたので、レースプラントの代わりに元気に育ってくれることを期待しています。

それから、今回初めて大阪の Rainbow というお店から通信販売で魚を買いました。

通販だと大阪からでも、送料¥1,160で翌日に届くのですからすごい世の中です。

同梱されたホッカイロの発熱もまだ続いているようで、寒い思いをせずに届いた模様です。

届いた魚は、スカーレット・ジェムのペア二組。

枯れ葉混入によるブラックウォーター化された水に入れられていました。

オスだけでもなかなか手に入らないのですが、今回ペアの販売とあって見過ごす訳には行きませんでした。

実際に見ると、メスの方が白くてキレイです。

痩せていたのでさっそく冷凍ミジンコをやってみたら、ちゃんと食べていました。

動作がステキすぎます。これから大事に育てていこうと思います。


(飼育記録)
  • クリプトコリネ・トロピカ、細葉レースプラントをミスにより抜き取り
  • ミクロソリウム・トライデントを流木に植栽
  • 水替え20ℓ
  • リリィパイプとパレングラスを清掃のためローテーション
  • スカーレットジェム2ペア追加
  • ウィローモスを4個のリシアストーンに括り付け設置

Monday, May 2, 2011

あれから半年の月日が流れたのですね。

11月3日の文化の日に開始した本ブログも半年が経ちました。

飼育記録として始めたのですが、「ろ材を交換したのはいつだっけ」とか、後から見ていろいろと分析するのに役立っています。
途中からブログに添える写真を撮ることが楽しくなってきましたけど。

で、レースプラントの花もだいぶ見応えがでてきました。

え〜と、いつ咲いたんだっけな... 。ちゃんと4/27のブログに書いてますね。今日で開花5日目です。

あぁ、ブログやってて良かった。と思う瞬間です。


ネットで調べると自家受粉で種子ができるようなので、茎を持ってトントンとたたいて隣の花穂に花粉を移してみました。

ここまできたら種ができるまで様子を見たいと思います。

種ができる過程で休眠が始まるのか、それともそのまま茂り続けるか、興味深いところです。



あと、先日ADAのギャラリーに半年ぶりに行ってきました。

実は会社の同僚から水槽を預かって二ヶ月目、去年の9月にADAの水槽と水槽台とメタハラにしたのですが、そのときはADAのギャラリーに行って、「あぁ本物はやっぱりきれいだな」と感動して、そのまま新潟市内の熱帯魚屋さんでいきなり一式を購入しました。

今回は水槽管理を半年間おこなった経験を持って訪れたのですが、前回気付かなかった水質や底床の様子、水草や魚達の状態を今回学ぶことができました。

それとこの次水槽をリセットする時のレイアウトの参考にしたいという目論みもあったのですが、いいアイディアをいただきました。

写真は巨大オーバーフロー水槽の側面なのですが、ミクロソリウムの着生した大きな流木をバックにして、丘に生えるクリプト。渋いです。

こんな水景と、うちの水槽はコリドラスが多いので化粧砂を合わせた感じにしたいなと思います。

今回も水槽を買ったお店に寄って、ニューAMAZONIAナイルサンドと流木 (天野尚殿使用済み流木と書いていましたが本当かどうかは聞いていません) を購入しました。

でも、実際のリセットはレースプラントの動向を見守り終わってからということになりそうです。


(飼育記録)
  • 水替え10ℓ