私の住む日本海側もほぼ1日の停電があり、いろいろと危険を感じましたが、復電してからテレビやインターネットで、東北地方太平洋沖地震という災害のひどさを目の当たりにし、言葉を失いました。
一刻も早い救済と復旧を願うばかりです。
熱帯魚を飼って、初めて地震に見舞われ丸一日電気が止まるとどうなるか経験しました。
甚大な被災をされた方のことを考えると恐縮ですが、助かった身として何か教訓を残したいと思い、考えたことを記録します。
・水がこぼれる
揺れの周期でも違うと思いますが、震度4以上の地震では水槽に張った水は揺らされて床にこぼれます。私のところではガラス蓋をしている状態で2〜3ℓこぼれました。
ガーデンマットを3枚敷いていた所為かは分かりませんが、水槽や水槽台はズレたりしなかったようで、厚めのラグを敷いていたので床材への影響も最小限で済みました。
テーブルタップは濡れていたため、この時点でブレーカーが落ちたはずです。・水温調節とろ過機能が停止する
そして電気の入力が途絶えるため、ヒーターもフィルターも停止します。
今回の場合、停電になったので貼るホッカイロを6枚ほど貼付けて毛布で巻いてみましたが、発熱に必要な空気量が足りなかったためかほとんど効果がなく、3/12の朝には水温が12℃まで低下し、ろ過されない飼育水はかなりどんよりと淀みました。
水流が途絶え冷たくなった水槽は、見た目にも重苦しく感じました。
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元気を取り戻した魚たち |
10ℓほど水を抜いた後に、水槽内に活性炭を直接入れて、やかんに沸かしたお湯を少しずつ水槽に入れてみましたが、水温は上がらずコイ系とエビ以外の魚がどんどん弱っていくのが見て取れ、つらい思いをしました。
半分あきらめたところで停電解除となり、なんとか救われました。
復電から24時間経った3/13の昼時点で、飼育水の透明度も元通りになり、ほとんどの魚とエビたちは元気になりましたが、コリドラス・ピグミーが一匹亡くなり、老齢のチェリーバルブ一匹が不調そうです。・まとめ
- 熱帯魚を飼育するためには電気は欠かせない
- テーブルタップは水がこぼれても大丈夫な場所に設置する
- 水槽マットを厚く敷くことで免震効果を期待できる
- 水槽周辺にはラグなどを敷いておくと水がこぼれても床への被害を軽減できる
- ガラス厚が6mmの水槽は意外と熱伝導率が低い
- 緊急用に水槽を覆える発泡スチロールを準備しておくと安心
- 使い捨てカイロは貼らないタイプの方が持続時間が長い
- 未使用の活性炭を水槽に入れると30分程度は簡易的なエアレーション効果が期待できる
発電機があれば便利ですが、室内で運転するのは危険なため簡単にはいけなさそうです。
今、改めてテレビを見ると、判明していく被害規模がどんどん増えて怖くなってきました。
原発も心配ですが、生き残ってくれた魚たちはこれからも責任を持って世話していきたいと思います。
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