Sunday, March 31, 2013

対策方針変更

先週外部フィルターに入れて様子を見ていた EHEIM phosphateout 、もう少し様子を見たい気持ちもありましたが、取り外す事にしました。

理由は、緑藻の増殖ペースが少し落ちたかもしれないという程度なのに、黒ヒゲ藻の急増殖、そしてロタラなどの葉っぱの状態が目に見えて悪くなってきたため。

緑藻への効果の判断は、水槽のガラス面では定量的な比較が難しいので、リリィパイプに一週間に付いてしまう緑藻の量 (普段は1ヶ月でもこんな風にはならないのですが... ) で比較してみました。

リン酸塩吸着材投入前は、毎週リリィパイプを交換していても右の写真のように緑藻が付着していたので、これが減ってくれるか期待していたのですが

リン酸吸着材投入と同日交換したリリィパイプも、一週間で同じくらい緑になりました。

水槽のガラス面の緑藻が色濃くなっていくスピードは少し遅くなったような気もしましたが、一週間というスパンでリリィパイプだけを比べてみるとほとんど変化がなかった模様です。

という事は、リン酸塩は吸着剤で濃度は薄くなったけど、残念ながら今回の緑藻の原因はリン酸塩過多によるものではなかったという事。

では次に考えられる原因は何か。

と考えると、硝酸塩過多が浮かび上がります。

とすれば実施すべき事は多めの水替えなのですが、チッ素過多の可能性も捨てきれないため、栄養吸収量が多い水草の増植、それからコケを食べる生体も追加することにしました。

で、本日
  • キューバ・パールグラス ×2ポット
  • ハイグロフィラ Sp. グァンシー産 ×6本
  • オトシンクルス ×3匹
を投入。

今までうまく行った事がないキューバ・パールグラスですが、最近水質が中性付近で推移している事もあって再挑戦を決意しました。

再挑戦にあたっては、1ポット分を根が傷まない程度に出来るだけ細かく分けてから植栽、もう1ポット分は鉢から出してそのまま植栽と、二つのパターンで試してみる事に。

鉢から出してそのままの方が今のところうまく行きそうな雰囲気ですが、今度こそは立派に育てたいな。今度こそは...


(飼育記録)
  • 水替え...20ℓ
  • リリィパイプを洗浄のためローテーション交換
  • リン酸塩除去材を撤去
  • 黒ヒゲ藻がついたグロッソを抜きキューバ・パールグラスを植栽
  • ミリィオフィラムとロタラの間にハイグロフィラ Sp. を植栽
  • オトシンを3匹追加

Saturday, March 23, 2013

緑藻対策

BRIGHTY SHIBAFU はガラスに付く緑藻が増えたので1ヶ月前に添加をやめているのですが、未だにプロレイザーでこすり落としても1時間後にはまたうっすらと付着しているような状態が続いています。

これについて現在いろいろと対策を講じている途中なのですが、今回はその経過を記録したいと思います。




まず考えたのがプロレイザーでこすった時に、飼育水に混じってしまう破片が除去しきれずに再付着してしまう説。

殺菌灯とか、浄水器とか、新しい機材の導入による対応も候補に挙がりましたが、とりあえず手持ちのものを使用して色々やってみようと思いました。





最初にやってみたのは、VUPPA の水中モーターの力を借りてそげ落とした藻を飼育水に混じる前に除去してしまう方法です。

VUPPA の水中モーターは、吸水側が直径9mm、排水側が直径6mmのサイズのため、手持ちのない内径6mmのチューブをホームセンターで購入してきて、写真のようなものを作成してみました。

あえて名前を付けるとすれば、Pro Razor V mini でしょうか。

使ってみると、最初に水槽内で少し振ってやらないと吸水が始まらないものの、水の流れが始まってしまえばプロレイザーで削ぎ落とした緑藻を吸うにはいい感じの流量で「これはうまくいくかも!」と思いましたが、やはり全ての破片をきれいに吸入する事は出来ませんでした。

次に試してみたのが、プロレイザーでこすり取った後に Penac W を飼育水に投入して、主要成分であるシリカの吸着効果で沈殿させてしまう方法。

これは思ったより効果はありましたが、その次の日に餌やりで赤虫を投入するタイミングからまた緑藻のガラスへの付着が始まってしまう模様。

ここまでやってみてやっと気づきました。リンが多い状態なのだと。

そこで、できるだけネイチャーな手法でリン酸塩を除去をするには何がいいか考えた結果、ろ材の清掃および、主原料が鉄分なリン酸塩吸着剤の投入を行う事に。

ろ材の清掃は、たまった汚泥による管理外の栄養素を除去することが目的です。

そして吸着剤は、他のろ材への影響が少なさそうな固形タイプで、細目フィルターパットと同じ交換周期で良さそうな、エーハイムの phosphateout (←原料について触れてある .com の方のリンクです) を選択しました。

さて、赤い留め具がチャームポイントのこの吸着剤、効果がどうかについては今後様子を見て行きたいと思います。

(飼育記録)
  • 水替え...20ℓ
  • ろ材清掃と細目フィルターパット交換
  • リリィパイプ洗浄のためローテーション
  • ミニマッシュルーム(トロピカポット)を増植

Saturday, March 16, 2013

黒ヒゲ藻のマリネ

料理がわりと得意で、よく作ったりするのですが、今回水槽のエビ達のために料理を作ってみました。

調理時間はおよそ10分。材料とレシピを見てもわかるように超簡単です。

(材料)
  • 木酢酢・・・150㎖
  • 飼育水・・・150㎖ × 2
  • たっぷり黒ヒゲ藻の付いたブセファンドラ・・・1株

(作り方)
  1. 木酢酢と同量の飼育水を合わせた液に、黒ヒゲ藻の付いたブセファンドラを入れます。
  2. そのまま黒藻の色が変わるまでおよそ10分置きます。
  3. ブセファンドラを引き上げ、別の飼育水で軽くゆすぎます。
  4. 見栄えよくソイルに植え込みます。

一週間ほど様子を見たところ、エビ達はマリネした黒ヒゲをきれいに平らげてくれた模様。

コツとしては、盛りつけの際にブセファンドラが健康に育つように植える事だと思います。

まだ少し食べ残しの部分もありますが、ここまでキレイに食べてくれると思っていなかったのでなんかうれしい。

ソイルに直植えしてしまったので同じ調理はし辛くなってしまいましたけど...


以上、先々週から先週にかけての出来事でした。
で、今日も調子に乗ってエビ達のためにたっぷり黒ヒゲ藻の付着したアヌビアス・ナナ・プチをマリネしてみました。

こちらは山谷石に着生させているので、何度でも同じ事が出来ます。

どれくらいで飽きられるかわかりませんが、材料がある限り、この調理は続けてしまいそうです。


(飼育記録)
  • 水替え...30ℓ
  • リリィパイプを洗浄のためスワップ

Sunday, March 10, 2013

なんかいろいろ

今回のタイトルを「なんかいろいろ」としたのは、ネタが3つあるけど、どれも些細な事で、どれかに絞るのに気が引けたためです。深い意味はありません。

まず一つ目は、先週に引き続いてストロボを使った水槽撮影から。

なかなかうまく撮影できない中、これはいいなと思ったのがスポットライト的な使い方でした。

たとえば「Cry. ウェンティグリーンが段々と水中葉を出してきた」という話を書こうとした時に、主役にスポットライトを当てるような感じで撮影すると、説明がしやすくなったり。

それから、今までは薄暗い天気の場合だと照明が点灯するのを待ってから写真を撮っていたのですが、それも気にしないで良くなったのも単純に便利だし。

しばらくの間は試行錯誤しながら可能性を探って行こうと思います。


二つ目は、VUPPA の不調について。

1月14日の記事で、排水口付近の隙間が大きいと水流が弱くなるという点を紹介して先日まで調子良く使用していたのですが、本日また勢いがなくなってしまいました。

で、見てみたら水中モータのインペラ部分 (写真の真ん中の穴の部分) に水草の破片が詰まっていました。

綿棒とピンセットで詰まっているものを掃除したら今まで通りに稼働してくれるようになりましたが、こんなこともあるんですね...


三つ目は、BRIGHTY K の買い置きが今使用している1本だけになってしまったのに、100km離れた特約店まで買いに行く予定がなかなか取れないため、炭酸カリウムの粉末をとりあえず4袋購入した件について。

単純に植物の肥料としてのカリウムといっても炭酸カリウムだけでなく、塩化カリウム、硫酸カリウム、硝酸カリウムと種類があってどれにしようか悩みましたが、結局は入手しやすいものが一番という結論に至りました。

カリウムは形態によっては危険な場合もありますが、炭酸カリウムに関してはパック詰めされているものであれば保管も問題なさそうですし。

かくして今年3本目の自家製 BRIGHTY シリーズとなる、BRIGHTY K2CO3 を作りました。

BRIGHTY K はカリウム + 塩素中和剤ですが、BRIGHTY K2CO3 は精製水に炭酸カリウムを溶いただけのもの。

4袋分を使い切るには1年以上かかりそうですが、たまには本物の BRIGHTY K も買いに行こうと思います。


(飼育記録)
  • 水替え ... 10ℓ
  • ミニマッシュルーム(トロピカポット)を植栽
  • リリィパイプを清掃のためローテーション交換

Sunday, March 3, 2013

フラッシュ

写真撮影はずいぶん長い事やっているような気がしますが、先日初めてカメラのストロボを購入しました。

ストロボって黄色っぽくなるものだと勝手に思っていたのですが、ほぼ自然光に近い色なんですね。

これなら安心して多用していけそう。

まだまだお試し中なのですが、水槽撮影でも今後どう使いこなしていこうか楽しみです。

水槽のレイアウトも、右半分をソイルごと変えました。

今まで Cry. モエルマニーが大半を占めていたのですが、年頭に目標とした、「わさわさ」と魚たちが遊泳するには不都合だったことと、気泡もわさわさと出る水槽にしたかったため

  • ミリオフィラム マトグロッセンセ ×10
  • ミクロソリウム ナロー(トロピカポット) ×1
  • アヌビアス バルテリーストライプ ×2
  • ロタラ インディカ ×10

の構成に変更。一応モエルマニーも一株だけ残しています。

作業中はかなり飼育水が濁りましたが、3時間ほどで写真のように落ち着いてくれました。

グロッソもだいぶ抜けたし、ソイルとパワーサンドの間に敷いていた網が、抜いたクリプトの根に引っかかって全部取れてしまったりと色々とありましたが、細かいフォローは追々やって行きたいと思います。

水替えをいつもより多めに行ったせいもあってか照明を消灯しても気泡が止まないような状態だったし、魚たちものびのびと泳いでくれるようになったので、水槽の方についても今後が楽しみな状態になりました。


(飼育記録)
  • 右半分のソイルもプラチナソイルに入れ替え
  • 右半分の水草を変更
  • 水替え15ℓ