Saturday, May 25, 2013

キューバパールグラス

鉢から出してそのまま植え付けたキューバーパールグラスが、山のようになってきました。

葉っぱの状態を見ても、すくすくと水中葉として育っている様子。感涙ものです。

うちの水槽はもともと KH がほぼ 0 の状態で、キューバーパールグラスの成長には厳しい環境だったのですが、Tetra の pH/KH プラスを添加して KH を上げてからは非常に順調に生育してくれるようになりました。

現在の水槽の状態を試験紙の結果で見てみると、一週間に一度の水替えをする前が
  • NO3 (硝酸塩) ... 0 〜 20ppm
  • NO2 (亜硝酸) ... 0ppm
  • pH ... 7.0
  • KH (炭酸塩硬度) ... 0 〜 40ppm
  • GH (総硬度) ... 0 〜 30ppm
水替え後で
  • NO3 (硝酸塩) ... 0ppm

という感じになっています。

で、このままでは光の当たらないところから枯れてくることが懸念されるため、調子の良いうちにトリミングをしようと思いました。

バサリ...  バサリ.....

あぁ、無数のキューバーパールの葉っぱが華麗に舞っている...

今までの苦労を思うと、なんとも贅沢な光景です。


(飼育記録)
  • 水替え...24ℓ
  • ハイグロフィラ・クァンシー産の葉落ちがひどかったため、ハイグロフィラ・ポリスペルマに植替え
  • リリィパイプを洗浄のため予備とスワップ
  • テトラオーロ ×4、白コリ ×1 追加


Saturday, May 18, 2013

ES-600G

今までスーパージェットフィルター ES-600 で満足していたのですが、どうも Eth 200 を付けてから流量が下がってしまったような気がします。

以前30cmキューブ水槽をエーハイム2211 で運用していた時に水草が調子よく育成できていたことを思い出してみると、25ℓの水槽で 300ℓ/h の流量がベストだとすれば、60ℓの水量の 60cm水槽では ES-600 の流量 330ℓ/h の性能はあまり落としたくないところです。

そこで、流量を上げるべくポンプを交換することにしました。

目をつけたのは、標準装備の イワキ MD-6ZK-N01 と同サイズで最大吐出量が倍の MD-10K-N というポンプです。

50Hz地区での仕様は次の通り。

(MD-6ZK-N01) : 高揚程モデル
・最大吐出量 ... 5.5 ℓ/min
・最高揚程 ... 2.1m

(MD-10K-N) : 大流量モデル
・最大吐出量 ... 11 ℓ/min
・最高揚程 ... 1.5m


でも、届いてみたら電源ケーブルは30cm位しかないし、末端処理されていない配線むき出しの状態だしで、一時はどうしようかと思いました。

最初に考えた案では圧着端子部分から電源ケーブルを付け直すつもりだったのですが、カバー部分のグロメット?  (ケーブルを固定する部品) が外れなくてこれは断念。

結局、コンセントプラグを接続して延長することにしました。

一応防水仕様にしています。
そして全体像がこちら。

モーターの回転数も同じ仕様のため、ポンプユニットもしくはインペラのみの交換でも大丈夫だったのかもしれませんが、これはこれで悪くない存在感。

ポンプがグリーン (Green) になったのと、流量が倍 (Grand flow) になったということで、これからはこれを Super Jet Filter ES-600G と呼ぼうと思います。


気になる流量ですが、写真では前回とあまり変化がないように見えるものの、今まで微動だにしていなかった水草の葉がたゆたうようになりました。

単体でテストしたときはもっとすごかったので、Eth 200 を外した時が楽しみです。

あと、予定外の効果として動作音も静かになりました。

音声ファイルがアップできないのでスペクトログラムで解説すると、こちらが純正のポンプ MD-6ZK-N01 の駆動音で「グー」という感じだったのですが

MD-10K-N は「コー」という感じの音色です。

周波数成分としても低い周波数しか出ていないことから、静かになったと察していただければと思います。



(飼育記録)
  • API 5in1 という水質チェックスティックでの測定値をもとに水質を調整する運用を導入
  • Tetra pH/KH プラスで KH 0ppm → 40ppm に引き上げ
  • 水替え...24ℓで、硝酸塩を20ppm → 0ppm に引き下げ
  • スーパージェットフィルターのポンプを入替え

Sunday, May 12, 2013

分解

身の周りではようやくチューリップが咲き始めましたが、天気の悪い日が続いています。

でも最近は、雨の日でもそれなりに撮影を楽しめるようになってきました。

さすがにのんびりはしていられず、出掛けても帰るのが早くなってしまうので、今週は以前からやろうと思っていたスーパージェットフィルターのポンプ掃除をやることにしました。

まずは清掃前の記念撮影。

およそ16ヶ月前に清掃したきりで、それほど流量が落ちたような感じはしていないのですが、水草の生長にはもう少し水の流れがあった方がいいのではないかというのが、実施契機です。

ポンプユニットの中身はやはりというか、予想通りすごく汚れていました。

今回改めて感じたのですが、スーパージェットフィルターのポンプは、モーター部とポンプユニット部に大きく二分されていて、ポンプユニットからモーター部への水漏れはあり得ない構造になっています。

清掃後。

ホースを全部シリコンホースにしていることに加え、二度目の分解ということもあってか、すごく簡単に感じました。

ここで今後のために吸入口と排出口の外径を計ってみたところ、14mm でした。

今後.. というのは、ポンプを純正の MD-6ZK-N01 から MD-10K に交換しようという計画です。吸排出口の寸法が同じことが分かったので近日中に実施するかも。

それから分解ついでに、Eth 200 の構造も確認。

スポンジで覆われていたのを剥がす気がしなかったので、隙間から確認したのみですが、やはり太い管を PTC フィルムヒーターで巻いた構造になっていて、排出口付近に設置されたサーモでオフオン制御をしている模様。

故障の可能性があるとすればサーモ部分くらいで、水温計を気づいた時に確認する程度の管理でよさそうで安心しました。

で、全部組み立てて流量を写真を撮って確認。

ちょっと流量が増えたようです。


(飼育記録)
  • 水替え...12ℓ
  • レイアウトを若干変更
  • ロタラ・ロトンディフォリア・コロラタを10本追加


Monday, May 6, 2013

【GW番外編】北国の春

なかなか気温が上がらず、桜の花がずいぶん長持ちしています。

今年は桜を撮ることが出来ないかと半ばあきらめかけていましたが、先日なんとか夕方から近場の山に桜を撮りに行くことができました。

行ってみると、山の上の桜はGWなのにまだ開花しておらず、中腹で山桜、麓の方で染井吉野が咲いているような感じで、もう少し今年は桜を見ていられそうです。

実際、今年のGWは晴れたのが1日だけだったし、あとは曇りまたは雨と、寒く感じる日が多い状況。

北国、それも日本海側に限っては、春は今年の場合雪解けは例年通りだったものの、青空や南風はあまり感じられません...

そんな感じのため、3月頃から夜空を撮影するために色々と準備をしていたのですが 4月は星の出た日はほとんどなく、ようやく先日になって試してみることが出来ました。

右の写真は北斗七星のひしゃくの端の方ですが、星の色がわかるように撮影できて、少なからず手応えを感じました。

星の見かけの明るさもソフトフィルターを付けることで表現できることも分かったので、いろいろな星の写真を撮っていきたいと思っています。

ここから少し、夜空撮影が一筋縄では行かなかったので、その点を書いておきます。

最近はカメラの性能が上がって、少し明るいレンズがあれば広角〜標準の焦点距離ではかなり鮮明に星を写すことが出来るようになりましたが、中望遠以上のレンズで星を点像に写すためにはやはり赤道儀を使う必要が出てきます。

昔からの憧れで、赤道儀はタカハシのスカイポートをチョイスしたのですが、これ、どういうつもりか天の北極に正確に設置角度を合わせるための極軸望遠鏡はオプション扱いで、しかも暗い所では望遠鏡内のスケールパターンが見えない構造になっています。

そのため、極軸望遠鏡用に明視野照明機構を自作する必要がありました。

自作は写真の FRISK のケースからコネクタ根元のピンクの板の所までです。
準備したのは、FRISK SPEAMINT、FRISK PINK GRAPEFRUIT MINT、FRISK SPARKLING WINE MINT、LED その他。

必要以上に FRISK を準備したのは、もちろん中身を頂くためですが SPARKLING WINE MINT が一番美味しいと思いました。


機能的には、状況に合わせて調光できるようになっています。



LED その他の調達は次の通りで、これらを FRISK のケースに搭載しました。


その他スカイポートとV字金具、自由雲台が接続される箇所にも滑り止めとしてコルクシートを貼付け。

それから極軸望遠鏡の筒も取り付けが緩く、手で回転してしまう状態だったため、10kmほど離れた鉄塔を 3時・12時・9時の位置で中心点が同じとなるように合わせながら取り付けし直しました。

実際の撮影は、いかに正確に極軸を合わせることが出来るかが決め手になるため、細かい所は今後撮影を重ねながら詰めていきたいと思います。

番外編が長くなってしまいましたが、話をいつものに戻して今週の水槽の様子。

pH は弱酸性で安定、芝生の液肥を与えるペースを 2滴/日にしてようやく黄変なくキューバパールグラスが育成し、コケ出ずの両立した状況のようです。

水草の要求量と pH の違いで、これほど施肥量に差が出るとは思いませんでした。

水槽については、最近キューバパールグラスのことしか考えていないような気がしますが、前景を奇麗に覆ってくれる日は来るのでしょうか...


(飼育記録)
  • 水替え...12ℓ
  • 施肥量を調整
  • リリィパイプを清掃のため予備とスワップ