Sunday, November 27, 2011

なんかようかい

水草が気泡を付けるところが見たくて CO2 を 2滴/秒で添加していましたが、今度は CO2 の気泡が気になるようになってしまいました。

写真で水槽の中に塵のように写っているのが CO2 の気泡です。

スーパージェットフィルター(改)でCO2の気泡はかなり小さくなっているのですが、その分浮遊時間が長過ぎて、見た目に少々うるさい感じになってしまっていました。

CO2の気泡がなくなってくれるのは 1滴/2秒以下の添加量だけど、それだと水草が気泡をバリバリ付けてくれるには足りない.....

かといって、それ以上の添加をすれば見たくない量の CO2 の気泡が出てしまうし....


で、理屈としては出水側リリィパイプから水が出るまでに CO2 が溶けてくれれば良いので、出水側のホースを延長してみる事にしました。

こうです。

とりあえずホースを 5m にしてみました。

なんかやけくそ気味です。

これから周囲の温度がどんどん下がってくるので、こんな事をしたら水槽内の暖房効率は下がってしまうのですが、それはそのうち水道凍結防止用のツールで対応したいと思います。

5m + 5回転させたホースを通る事で、水槽に行くまでに CO2 がどれだけ飼育水に溶解する事ができるか確認してみました。









答え ... 1滴/秒まで でした。

意外としぶといですね。

でも、1滴/秒の量の CO2 が全て飼育水に溶けてくれれば充分すぎる量のはずです。

今までは水草に付いた気泡が、光合成で作り出された酸素なのか、CO2 がくっついていただけだったのか、半信半疑だったところもあったのですが、この状態であれば水草に付く気泡は酸素であると判断する事ができます。

ともあれ、CO2 の気泡については解決することができました。


もう一つ、今回のタイトルにちなんで、コンピュータで水槽管理を楽にする方法を紹介します。

Mac の場合、標準で iCal というスケジュール管理ソフトが付属していますが、例えば三ヶ月に一度・最終土曜日の朝にフィルターのろ材を交換したい場合、これで前日にメールで知らせてもらう事ができます。

あと、リマインダーという機能もあって、例えば今度熱帯魚屋さんに行ったときに「ブライティK」と「クロルオフ」を買わなきゃ と思ったらその都度記録しておく事で買い忘れが防止できるし、iPhone も持っていればお店に行った時にチェックする事ができて便利です。

以上、今回は CO2溶解率向上策と用件・買い物をコンピューターで確実に。というお話でした。


(飼育記録)
  • 水替え ... 10ℓ
  • ロタラのトリミング
  • リリィパイプの洗浄のため予備とスワップ

Saturday, November 19, 2011

フジノスパイラル充填 80%

かねてから良いものだと思っていたフジノスパイラルを4ℓ入手したので、スーパージェットフィルターと2211に充填しました。

ろ材の移行にあたっては、とりあえず今までセットしてあった1ℓのフジノスパイラルと荒目フィルターパットのバクテリア環境を残して、バイオリオ分を全量交換。

交換の際に汚れ具合で判断できた事は、バイオリオが
  • 汚泥をそのまま通すのでほとんど目詰まりが発生せず好気性バクテリアが活躍できる
  • 汚泥は細目フィルターパットなどでせき止める必要がある
であるのに対してフジノスパイラルは
  • 汚泥をヒダで受け止め蓄積するので細目フィルターパットの負担が少ない
  • 汚泥が蓄積した箇所で嫌気性のバクテリアも活躍できる
というメリットが感じられます。(詳しくはメーカーのページ参照)
これはまた、長期間ろ材の清掃が不要になるという事も言えます。

しかも軽いのでメンテも楽だし、緩めにセットしておく事で水流に対してかなり抵抗が少なくなってくれる事も期待できるし。

今までは1回/月のフィルターメンテナンスが必要でしたが、スーパージェットフィルターには推奨の4倍である約4ℓ、2211は充分すぎる容量である約800ccをセットしたので、本当は1年くらいはメンテをしなくても良さそうですが、ミナミヌマエビ救出のためこれからは3ヶ月に1度程度でメンテナンスとしようと思います。

あと、先週設置したドロップチェッカーの様子を見ていましたが、石をかなり入れている所為もあってか pHは中性〜弱酸性程度を維持している模様。

そろそろアマゾニアによる pH低下効果も切れてくるだろうし、水替えの際に投入する水道水も冬期は pHが上がってくるので、アルカリ性に偏らないように注意していきたいと思います。



(飼育記録)
  • ろ材変更
  • 本水槽にアヌビアス・プチとロタラ・マクナンドラを植栽
  • 水替え...20ℓ

Sunday, November 13, 2011

考えるあっしである

庭の木々も葉を落とし、いよいよ冬も間近となってきました。

水位が動作に影響するVUPPAを設置しているのに、最近は飼育水の外気温との温度差による蒸発量が多くなっているので、毎日の足し水が日課になっています。

先週は1週間でちょうどバケツに汲み置きした10ℓの水を使い切りましたが、そろそろ水槽のふたを設置した方が良いのかもしれませんね。

今年はジレンマとして
  • VUPPAを設置して放置しておきたいならふたの設置が必要
  • ふたを設置すれば冷凍アカムシの餌やりが面倒
  • 餌を乾燥餌にすればVUPPAに吸い取られてしまう
  • VUPPAを取り外すと水面が汚れ易くなる

という四つ巴の状態があります。


で、あっしもいろいろ考えた。

VUPPAは守護神だしねぇ...
アカムシも継続したいしねぇ...
餌やりは水槽の左側からじゃないとねぇ...

なら、と色々やって見やしたが写真のようにリリィパイプを寄せて取り付ける事で、ADA のふただと左端に4cmのスペースを確保でき、全ての要件をクリアすることができました。

ピンセットでアカムシを与えるのに十分な広さでござる。


ついでに CO2についても考えた。

スーパージェットフィルター(改)による強制添加でも 1滴/秒程度では、リシアはほとんど気泡を付けてくれないようです。

改めてドロップチェッカーで確認してもpH7.0程度にしかなっていなかったので、2滴/秒に添加量を増やす事にしました。

うん。2滴/秒だと、リシアも南米ウィローモスも気泡を付けてくれるようです。

いろいろと考えて、調整してやる事で期待した効果がでたり、うまくいかなかったり、一時的な効果しか得られなかったりと簡単にはいかないですが、そんなところが水槽維持の楽しさの一つなのかな... とふと気付いた秋の一日でした。


(飼育記録)
  • 水替え...20ℓ
  • 本水槽・サブ水槽にガラスふたを設置
  • 本水槽のCO2添加を1滴/秒から2滴/秒に変更

Thursday, November 3, 2011

一周年記念 (水面の守護神 VUPPA)

とうとうブログを開始してから1年が経過してしまいました。

この1年での水槽に費やした時間は、相当なものだったと思います。自分でもこれはヤバいと思ったので、途中から少しずつ手を抜いていましたけど...。

一周年にあたってなにか記念になる事をしようと思ったら、ちょうど VUPPA-I が手に入ったので使用してみました。

VUPPA というのは、ADA から9月に発売されたばかりの水面油膜取り装置です。

この変なネーミングに特別な意味があるのか、単に Vacuum Upper Part Power Absorbent とかの略なのかは気になるところ。

動作原理としては、水中モーターを使って水面の水を油膜ごと吸い込んで、フィルターを通して水槽の中に吐き出すというだけなのですが、ここまでプロポーション良く作成された製品は今までにはなかった。という点で画期的な製品だと思います。

実際、それほど気になっていなかった油膜でしたが、リシアの破片やCO2の気泡なども一緒に水面から消えてくれて、ぱぁっときれいになってみると「なにこれすごい!」という気持ちになります。

水中に佇む姿も併せて感じるイメージはまさに「水面の守護神」。なぜかインダス文明の遺跡的な雰囲気を醸し出しています。

いずれは苔などを付けて、さらにそれっぽくしてみたりして。

購入時は、油膜が気になった時だけ取り付ければ良いかな.. と思っていたのですが、意外と邪魔にならないし、守護神っぽいし、ずっと付けたままにしようと思いました。


でも、単機能では守護神らしくないのでエアレーションの機能も追加してVUPPA(改) にする事に。

こんな感じです。

要は装置の下部に水中モーターがあって、装置の上部から水を吸っているのですから、水中モーターの吸い込み口付近にエアストーンを付ければ良いだけ。

今までのエアレーション装置を撤去したかったこともあって、開封してから20分でさっそく工作に取りかかりました。

24時間水面をキレイにしてくれる上に、暗くなってからは人知れず魚たちのため酸素を供給してくれる守護神VUPPA。ステキです。


工作内容としては、水中モーターを取り付けるブラケット部分に吸水用として4ヶ所の穴があるので、そこにシリコンチューブを通して小さめのエアストーンを取り付けるだけです。

狭いのでシリコンチューブはくさび形に先端を切って通して

今回エアストーンは、Puti Petit を取り付けて

取り付け終わったら、少しシリコンチューブを引き戻して水中モーターとの干渉をなくして

水中モーターの電源コードと同じルートでシリコンチューブを外に出して、エアーポンプに接続して終了。

同じように、CO2ストーンを付けて二酸化炭素を水槽に供給させる事もできると思います。

エアレーション + 二酸化炭素も考えましたが、これ以上シリコンチューブは通せないと思ったので断念しました。

VUPPAのパーツを並べてみた。

フィルターのろ材としてバイオキューブが20粒セットされていますが、さらに予備が20粒付属していました。

短期の設置であれば、吸入位置を水面下3〜5mm程度にすると早く油膜が吸い取られますが、長期運用を考える場合は水の蒸発を考慮した高さに設置しないと、モーターが空回りしてしまうので注意が必要だと感じました。


(飼育記録)
  • エアレーションをエアリフト装置からVUPPA(改)に変更
  • 足し水...10ℓ