Saturday, January 29, 2011

スーパージェットフィルターのろ材容量

今日のメンテ時に、キャニスタ内の寸法を測ってみました。

直径160mm、深さ307mmでした。

スーパージェットフィルターのキャニスタの形状は円柱のため、この値からキャニスタの容量は約6.17ℓという事が言えます。ADAのカタログ値はこちらになります。

で、上下にセットする受け皿の高さはひとつ35mm。

受け皿の設置で消費する容量は0.7ℓ×2。なので、実際にセットできるろ材の量は、6.17-1.4=4.7ℓ強程度です。

バイオリオだけだと、ぎゅうぎゅうに押し込んで5ℓ分がやっと入る感じ。

それから、前回お試しとしてセットした細目フィルターが二週間でまっ茶色になっていました。物理ろ過にパームネットだけでは足りていない証拠ですね。
なんか、ろ材は特性の異なるものを複数セットした方が、良い結果が出るような気になってきました。
エーハイムの時も5種類のろ材をセットするのが基本だったし。次回は青いバイオキューブとかNAカーボンとかシポラックスとかもセットしてみようかな。


あと、CO2関係で二つ気づきました。
  • 電磁弁が開いた時に勢いよくCO2が出る場合は、ボンベと電磁弁間のチューブを短くすると良い
  • 1滴/秒程度の添加であればカポーションルビーがあるとバブルカウンターはいらない
土日ぐらいしかCO2が出ているところを見る事がないので、欲を言えばボンベの圧力がメーターで見れる74-SAも欲しいところですが、俺、春まで無事に熱帯魚を維持できたらタワーを自分にプレゼントするんだ....


今のところ、設置場所の気温が2℃でもピタリ適温4号+NISSO IC オートネオ 250のおかげで安定して水温24℃、底床26℃に保てており、これ以外の温度対策はしなくても良さそうです。

飼育者の方が寒すぎて観賞どころではないのですが....。

Saturday, January 22, 2011

pHと騒音とレースプラント

今は冬。寒いです。

冬は水道水の塩素が抜けにくいと聞いていましたが、pHはどうなんだろうと測ってみたら、夏から秋くらいまでは7.5程度だったのに今日は8.0。びっくりしました。

浄水場の管理で、冬場という事から塩素の減量などを行っているからとかが原因なのでしょうか?

よくわかりませんが、pH調整剤をどれくらい添加すれば中性付近に調整できるか確認してみました。

pHの調整はbe Softを使用しているのですが、Do! Aquaシリーズは分量の調整が難しいので、無印のスプレー瓶に詰め替えて使っています。


で、be Soft はかなり強力なため、このスプレーだと10プッシュ(たぶん1mℓくらい) で pH 6.9まで下げる事ができました。

春になるまでは、バケツから飼育水に足す前のpHチェックが欠かせない手間となりそうです。


あと、またスーパージェットフィルターのお話。

動作音が大きいと思っていたら、その要因の大部分はモータの振動が設置した床面にそのまま伝わってしまうためであるようで、ゴムマットを下面に敷くだけでかなり改善されました。

ゴムマットを敷く前と後を今回 iPhoneで録音してみたので、音声ファイルとスペクトログラムを紹介します。(音声ファイルはボリュームを上げないと分かりづらいと思います)




(ゴムマットを敷く前)
  • 音声ファイル
  • モーターの振動によるビビリ音が大きい感じでした。広範囲の周波数の音が出ています。
(ゴムマットを敷いた後)
  • 音声ファイル
  • 振動がゴムマットによって吸収され、ノイズ成分が減って動作音がかなり低くなりました。(途中の山は環境ノイズです)

今回は実験のためゴムマットを使用しましたが、見栄えが悪いのとフィルターを移動する際に位置合わせが面倒なので、そのうち滑り止め用のビットクッションを底面に貼ろうと思います。



最後に。
以前アポノゲトン マダガスカリエンシスをうまく育てられず枯らしてしまったのですが、今まで枯らしたのがこれだけだったのでリベンジしたかったのと、水槽の中にレースプラントの存在がないとなんだか寂しかったので、今度は球根から植えてみました。

植えて二週間ほどで、レースプラントっぽい葉がだいぶ展開してきました。

前は何も分からないまま、水流の強い場所に植えて黒藻に侵されてしまったのが原因でしたが、流量の少ないスーパージェットフィルターにしたので今度は大丈夫だろうと思います。
育ってくるとレイアウトに苦労するだろう事は分かっているのですが、熱帯魚の水槽にはやっぱりこれがないとね。

Monday, January 10, 2011

あらら

右の写真、今まで掲載した写真とちょっと違うと思うのですが、わかりますか?

先日購入したソーラーⅠの交換球の取説を見ていたら、取り付けに上下がある事を知り「あーそうなのか。ふーん、どれどれ」と実機を確認してみたら、.... 逆に付いていました。
お店の人に付けてもらったのに。

上下の違いは、交換球のガラス管に凸がある方が上なのですが、左右の向きを指定されている訳ではないので、おそらく発光部分に蛍光塗料が入っていることから設計した色の光を照射させる意味での事だと思います。

取り付け直してみると、今までより色が鮮やかになった ような気がしますがどうでしょうか。

今までも充分きれいでしたが、緑以外の色が濃く見えるようになりました。なんか損してた気分です。




気を取り直して、これ以降は先日のスーパージェットフィルターの続きになります。

ES-600 にバイオリオが4ℓ強しか入らなかった件について、もう一度つめ直ししてみましたがやっぱり入る量に変わりありませんでした。

ついでに今後メンテナンスをしやすいようにいろいろやったのですが、書き進めるにあたって、ろ材のセット内容も織り交ぜないとごちゃごちゃになるので図解(右図)も作成してしまいました。今日はそんなことまでしちゃう位ヒマでした。

細目スポンジ
エーハイム2215のものがそのままセットできます。
今回はお試しの意味でセットしていますが、パームネットと二者択一で付ければいいと思っています。

ブラックホール
キョーリンの黄ばみ除去材ブラックホールです。底床にアマゾニアを使用していると、どうしても水が黄ばんでくるので現在のところこれで対処しています。

パームネット
シュロの樹皮を乾燥したものです。役目としては細目スポンジと同等のものと思っていますが、ろ過している気分になるので入れています。

バイオリオ
結局、約4ℓ程度にしました。で、それだけの量を一つのネットに入れておくと、ろ材の出し入れをする際にOリングを置く部分に引っかかるので、A4サイズ程度のネットに小分けした方が良さそうです。

トルマリンF
水を活性化する作用があるとの事で入れています。効果のほどはわかりません。


あと、スーパージェットフィルターに付属の活性炭(写真奥)NAカーボーン(写真手前)とは別物でした。

活性炭って、どんなものを吸着するのかよくわからないところがあるので、NAカーボンやブラックホールも含めて出来る事ならあまり使いたくありません。

飼育水に含まれる、余分な窒素やリンを吸着してくれるとしたらありがたいのですが、毎日のように添加しているカリウムや鉄分や微量元素まで吸収されてしまったら.... 意味がないですよね。

なので、窒素やリンなどを抑えるためには魚の数に見合った充分な数の水草を植えて、消費に必要なカリウム、微量元素、光、二酸化炭素を加えてやるのがよいのではないでしょうか。

あと、硝酸は週一回程度の水替えで。

と、飼育を始めて半年で得た信念を新年のうちに書いておこう。


Saturday, January 8, 2011

Super Jet Filter ES-600

外部ろ過装置をスーパージェットフィルター ES-600 に変更しました。

導入にあたって気になっていた点は、付属品の「ガラスパイプ」がどのようなものなのかと、運転時の流量と動作音だったのですが、結果を書いておきます。


○ガラスパイプとは

ふつうの出水・吸水用のリリィパイプでした。

ただし、ADAの文字が入っていない品物で、お店の人の言葉を借りると「リリィパイプとして出荷する前に振り分けられたもの」であるようです。

今回P-4サイズのリリィパイプも別途購入したのですが、出水口のサイズ以外は全然変わらないと思いました。(右がP-4サイズのリリィパイプ、左が ES-600 36cm用付属のP-2サイズガラスパイプ)
吸水の方も V-3サイズで、メーカー名が入っていないだけの同じものでした。

○流量

5.5ℓ/min の流量はちょうど良い感じで、水草の揺れ具合は落ち着いているし、魚も今までより元気に郡泳してくれるようになりました。
たぶん、フィルター内で行われる生物ろ過にも好影響があると思います。

○動作音

エーハイム2215の倍くらい音が大きいような気がします。(これはこなれてくると変化するかもしれないので、もう少し様子を見たいと思います)


感想

モーター以外のパーツがほとんどプラスチックで、割れたり折れたりの心配のあったエーハイムと比べ、ほとんどが金属のスーパージェットフィルターにはその心配がなく、安心して使っていけそうです。

キャニスターも熱伝導率が低い素材であるステンレス製であることから、外気温による循環水への影響が少なくてすむ点もニーズに合っているし、お値段的にも、リリィパイプとホースと活性炭とバイオキューブが付いてくることを考えると、妥当な価格と思えます。

ただ、残念だったのがカタログスペックの容量6ℓというのがキャニスターの容量を指している模様である事。(ふつうはろ材容量のことだと思いますよね)

バイオリオを5ℓ準備しましたが、実際にはろ材の上下に受け皿を置くので、4ℓ強程度しかセットできませんでした。

カタログスペックでろ材容量が4ℓのエーハイム2215と並べてみても、2ℓ余計に入るように見えないし、あぁそういう事だったのかと。

状況によってはこれから活性炭を入れる事もあると思うので、ろ材の分量はこれから試行錯誤していこうと思います。


これで水槽関係はADAで揃うところは全てADAになってしまいました。

最初は、全部揃えるようなヤツはアホだなと思っていたのですが、自分がアホでした。

ソーラーⅠ用の交換球も準備したし、リリィパイプとフィルターの予備も揃ったし、ヒーターの予備もあるし、なんとか無事に冬を越して水槽を維持していけそうな気になってきました。

Sunday, January 2, 2011

2011年の正月は水槽三昧

久しぶりの連休、いろいろと水槽の面倒を見てました。

まず年末は、クリプトコリネを植えてみようと、植わっている水草をどけたりトリミングしたりしていたら、ラージバールとオーストラリアンドワーフヒドロティレを「根こそぎ」ほとんど抜いてしまいました。

抜けた水草は、ゴチャゴチャとからまってしまっていて、改めて植え込みするのは無理と判断して、数本ずつ茎を切り取って残した他は「さようなら」しました。

なんか、言葉通りの事象が多いです。

おかげで無理なくクリプトを植栽できたのですが、いい教訓を得ました。

(教訓)
水草は茎一本引っ張っただけで全部付いて来る。


植えたクリプトは、ウェンティグリーンウェンティブラウンウェンティトロピカの三本。今は水上葉の状態ですが、どういうふうに水中葉に変化していくのか楽しみです。


そして年が明けてから、いよいよピタリ適温4号の設置もやりました。

設置場所が廊下で、冬期はかなり低温になる事からメインで使用しているNISSO IC オートネオ250 が故障したらすなわち熱帯魚全滅という環境なので、何らかのサブの保温器具の設置が必要不可欠なのでした。

でも、この「サブ」というのが難しくてだいぶ悩みました。

実はピタリ適温4号の設置に伴う水槽の移動がおっくうで、12月に二つのパターンを実践してみたのですが、どちらもちょっと...という感じでした。
  • サブにエブァリスのパラレルオートヒーター150を付けてみた。 → 意外と奥行きが長いのと、予備としては存在感が高い事からそのまま実用していくには難がある。
  • Tetraの 26℃ オートヒーター 100W を二つ設置してみた。 → 周囲温度プラス20℃が求められる60㎝水槽ではパワー不足で、21℃程度にしか維持でききなかった。
また、サーモ+150Wヒーター二本 (例えば NISSO パワーセーフリミットプラス 150 と パワーセーフLIMIT 150W プラス 流木型ヒーターカバーミニ 二つ)も検討しましたが、水槽内にコードが三本も入るのはうるさくなりすぎるだろうから実践に至らず。 それから、水温実測25℃の環境で熱帯魚の動きを見ていると、どうも
  • ヒーターは長い方が暖房効率がよい
  • ヒーターは150 〜 250Wで、オートヒーターよりも温度調節のできるタイプの方がよい
  • ヒーターカバーはキスゴムで固定しておくと、カラシンなどはヒーターの上、コリドラスなどはヒーターの下で暖がとれる
  • 水槽内に手を入れてみると水草に陰などで温度差があり、魚も暖かい場所に集まる

ということから、やっぱりメインはそのままで、サブには以前から予定していたピタリ適温4号を使用する事に。

設置に当たっては、ピタリ適温4号の電源部の厚み対策はガーデンマット二枚敷きで行い、見た目のバランスをとるためと若干の傾き補正を兼ねてガーデンスタンドの板の下にもガーデンマットを一枚追加。

魚も水草も入ったまま、水量を1/5程度に減らして水槽をどけたりしたので、結構重労働でした。

寒い中を急いで作業したので、途中の写真は2ショットのみです。

強いて得られたノウハウを上げるとすれば、ガーデンマットを複数枚設置する際には薄い両面テープで固定していくとやりやすかったです。 で、設置した結果ですが、水槽内ヒーターのみでは水温25℃時に底床内は22℃だったものが、ピタリ適温4号設置後は水温25℃で底床内が27℃となりました。期待した効果も得られたようです。

恐らくヒーターが故障しピタリ適温のみの運転となった場合でも、水温の低下は熱帯魚が生命維持できる範囲内で収まるものと思います。 長くなってしまいましたが、この初めての冬を無事に越す事ができれば熱帯魚の飼育も片手間で済ませられる自信となるので、暖かくなるまでは慎重にやっていきたいと思います。